コラム
在来工法からユニットバスにリフォームするメリットとデメリット
2019年3月30日(土)
古い在来工法の浴室のリフォームを考えている場合、そのまま在来浴室をリフォームするか、ユニットバスに入れ替えるかの選択になります。大きなリフォームになるので悩みますよね。今回はユニットバスにする場合のメリットとデメリットを紹介します。
在来工法の浴室とユニットバスの違い
・在来工法
床や壁をタイルなどで貼った浴室で少し前まではこちらが主流でした。在来工法の浴室は全ての材料を一から作りあげていく浴室です。下地材で防水をして、その上からタイルなど、自分好みのデザインにしていく方法です。
・ユニットバス
浴槽、床、壁、天井のつなぎ目がなく、一体化している浴室のことです。前もって工場でパーツごとに作り、現場で組み立てて、完成させる方法です。
ユニットバスのメリット
① 工事の期間が短い
工場で作られたパーツを現場で組み立てるという方法なので、工事の期間がとても短いです。そのため、価格も安く抑えることができます。
② 水漏れしにくい
床の防水パンがつなぎ目のない形になっているので、破損しにくくなっています。浴室のために作られているので水漏れに関して、かなり工夫されています。
③ 掃除しやすい
壁や床、浴槽などの素材は、浴室用に作られているので、抗菌性や防汚性にも優れています。水はけが良く、カビが生えにくくなっています。汚れてしまってもすぐに落とせるような素材になっており、掃除がとても簡単です。
④ 保温性がある
ユニットバスは、箱の中にさらに浴室という箱を入れているような構造です。二重構造な上、断熱材が床、壁、浴槽の裏まで施されているので、保温性にとても優れています。壁や天井につなぎ目がないので隙間もありません。寒さを感じず、お風呂のお湯も冷めにくいです。
⑤ 使いやすいお風呂
段差などがなく、小さい子供からお年寄りまで、使いやすいお風呂になります。
ユニットバスのデメリット
① サイズが決まっている
あらかじめ規格が決まっているので、浴室が変わった形であったり、小さすぎたりする浴室には合うものがない場合があります。
② 自分の好みのデザイン通りにはいかない
メーカーが取り扱っているものの中からしかデザインが選べず、自分にピッタリという壁や床が選べないということもあります。色々、選択肢が増えてきていますが、自由度は低いです。
③ 後から設備の付け足しが難しい
ユニットバスの場合、箱で浴室が作られているので、後から設備を足す場合、全てを解体する必要が出てきます。設備によってはできないときもあります。リフォームする際に良く考えて設備を決めましょう。
いかがでしたか?
ユニットバスはやはり機能性に優れていますね。どんなものにもメリットデメリットはあります。両方を知って、納得のいくお風呂リフォームにしてくださいね。