石川県小松市,金沢市,加賀市,能美市,野々市市,白山市のリフォーム&リノベーション専門| イング建築設計

SNSからもご相談を受け付けています!

FACEBOOK Instagram LINE

お問い合わせ

来店予約

お問い合わせ

来店予約

スタッフブログ

地震で倒壊しない耐震リノベーションの費用・注意点を解説

2025年9月29日(月)

石川県小松市・金沢市を中心にリノベーションを行うイング建築設計です。

 

「うちの家、大きな地震が来ても大丈夫だろうか…」
築20年以上経った一戸建てに住んでいる方なら、一度はそう不安に思ったことがあるのではないでしょうか。

 

日本は地震が多い国であり、1981年以前に建てられた「旧耐震基準」の住宅は、震災で倒壊するリスクが高いといわれています。たとえそれ以降に建てられた住宅でも、経年劣化によって耐震性が落ちているケースは少なくありません。

 

特に50〜60代の方にとっては、子どもが巣立ち、退職金や貯蓄を活用して「これから安心して暮らせる住まい」に整えておきたい時期。そんな今こそ、家の安全性を見直すための 耐震リノベーション が重要になります。

 

本記事では、耐震リノベーションの必要性や工事内容、費用や注意点をわかりやすく解説します。さらに実際の成功事例もご紹介しますので、「後悔しない耐震リノベーション」を検討している方はぜひ参考にしてください。

目次

なぜ今「耐震リノベーション」が必要なのか

地震の多い日本に住んでいる限り、「家の耐震性」は誰にとっても大切なテーマです。特に築20年以上の一戸建ては、建物の劣化や耐震基準の違いによって、地震で倒壊する可能性が高まっていることをご存じでしょうか。

築20年以上の住宅に潜む耐震性の問題

古い住宅では、柱や梁の接合部が弱かったり、基礎にひび割れが入っていたりと、耐震性を損なう要因が隠れています。外観や内装はきれいでも、建物の構造部分が劣化していれば大地震に耐えられない可能性があります。

震災後に変わった耐震基準とは?

1981年に建築基準法が改正され、耐震基準が大きく強化されました。それ以前に建てられた住宅は「旧耐震基準」と呼ばれ、大規模地震に耐えられない設計になっていることが多いのです。さらに2000年にも基準が見直され、より厳しい耐震性能が求められるようになりました。築20年以上経過している住宅は、この基準改正の前に建てられたケースが多く、注意が必要です。

50~60代だからこそ考えたい家の地震対策

子どもが独立し、これからは夫婦二人で安心して暮らしたい。退職金や貯蓄を活用してリフォームやリノベーションを検討するタイミングだからこそ、まず優先すべきは「命を守る耐震性の確保」です。デザインやおしゃれさも大切ですが、安心して住み続けられる家づくりのためには、耐震リノベーションが欠かせません。

木造戸建て住宅の耐震性と「新耐震基準」以降の注意点

日本の住宅の多くは木造戸建てであり、地震に対する強さは建てられた時期の耐震基準に大きく左右されます。築20年以上経った家に住んでいる方は、自宅が「いつ建てられたのか」「どの基準で設計されたのか」をまず知ることが大切です。

木造戸建てに多い耐震の弱点とは?

木造住宅は構造自体が軽く柔軟で、地震の揺れに強いというメリットがあります。しかし、柱や梁の接合部が弱い、耐力壁が不足している、基礎が劣化しているといった問題があると、一気に倒壊の危険性が高まります。特に古い木造戸建てでは、外観や内装がきれいでも見えない部分に劣化や欠陥が潜んでいる可能性があるため注意が必要です。

1981年「新耐震基準」以降でも安心できない理由

1981年に建築基準法が改正され「新耐震基準」が導入されました。以降に建てられた住宅は、震度6強〜7程度の地震でも倒壊しないことを目指した設計になっています。しかし、「新耐震基準以降=絶対に安心」というわけではありません。


なぜなら、

  • 施工不良や設計ミスがある場合
  • 経年劣化によって構造が弱っている場合
  • リフォームや増築でバランスが崩れている場合

などの要因で、基準を満たしていても実際には十分な耐震性が発揮されないことがあるからです。

耐震診断で確認できること・できないこと

では、自分の家がどのくらい地震に耐えられるのか、何を基準に判断すればよいのでしょうか。その答えが「耐震診断」です。

 

耐震診断では、壁の配置や基礎の状態などを総合的にチェックし、補強が必要な箇所を明らかにします。ただし診断で分かるのは「現状の強さ」までであり、どの工法で補強すべきか、どの程度の費用がかかるかまでは分かりません。そこから先は、耐震リノベーションの実績がある会社と一緒にプランを立てることが重要です。

耐震リノベーションでできること

耐震リノベーションと一口に言っても、その内容は住宅の状態や築年数によって大きく変わります。古い住宅では特に、構造部分に手を加える必要があるケースが多いため、「どんな工事が可能なのか」を知っておくことが大切です。ここでは代表的な耐震補強の方法を紹介します。

壁や柱の補強で建物の耐震性を強くする

住宅の耐震性を高める基本は、壁や柱を強化することです。筋交い(すじかい)を追加したり、耐震パネルを設置したりすることで、地震の揺れに対する建物全体の強さが大きく向上します。内装リフォームと合わせて行えば、見た目を変えながら安全性も高めることができます。

基礎の補強や金具の追加

基礎部分にひび割れがある場合や、建物と基礎の接合が弱い場合は、補強工事が必要です。アンカーボルトや金具を追加して柱や土台をしっかり固定することで、建物の倒壊リスクを大幅に減らせます。これは見えない部分ですが、最も重要な耐震リノベーションの一つです。

屋根や外壁の軽量化による耐震性向上

意外に知られていないのが、屋根や外壁の重さが耐震性に大きく影響するということ。瓦屋根や重たい外壁材を使用している住宅は、揺れの力を受けやすく倒壊の危険性が高まります。そこで、屋根を軽量化したり外壁を改修したりすることで、建物全体の揺れを小さくすることが可能になります。

 

耐震リノベーションは、単に「補強する」だけではなく、構造・基礎・屋根や外壁など建物全体を見直す工事です。自分の住宅にどの方法が適しているかを把握するためにも、まずは耐震診断を受けることをおすすめします。

耐震リノベーションの費用と「かかる」期間

耐震リノベーションを検討するときに、もっとも気になるのが「どのくらいの費用がかかるのか」「工事にはどのくらいの期間が必要か」という点です。これは住宅の状態や工事の規模によって大きく変わります。ここでは一般的な目安を解説します。

耐震リノベーション工事の規模ごとの費用目安

  • 部分補強(壁や柱の補強、金具の追加など):50万~200万円程度
  • 基礎の補強や屋根の軽量化を伴う工事:300万~600万円程度
  • 大規模リノベーション(内装と耐震補強を一体で行う場合):800万~1,500万円程度

築年数が古い住宅ほど、見えない部分に問題があり、追加工事で費用が膨らむ可能性があります。あらかじめ予算は余裕を持って組んでおくことが大切です。

耐震リノベーション工事期間はどのくらい?

リノベーション工事の規模によって期間も異なります。部分補強であれば数日〜数週間程度で完了することが多いですが、基礎補強や屋根・外壁の改修を伴う場合は1〜3ヶ月程度かかるのが一般的です。大規模なリノベーションでは半年近くかかるケースもあります。生活への影響を考え、工事前にスケジュールを確認しておくと安心です。

耐震リノベーションで補助金や減税制度を活用

耐震リノベーションには国や自治体の補助金が用意されている場合があります。

 

例えば「耐震改修補助制度」では、耐震診断や耐震工事にかかる費用の一部を助成してもらえる可能性があります。また、工事内容によっては固定資産税の減額措置など税制上の優遇を受けられることもあります。これらの情報を事前に知っておけば、コスト負担を大きく減らすことができます。

 

耐震リノベーションの費用や期間は、住宅の状態や工事内容によって大きく変わります。だからこそ、「どこまで工事するのか」「どのくらいかかるのか」を明確に把握することが後悔を防ぐカギとなります。

耐震リノベーションで「後悔」しないための注意点

耐震リノベーションは家族の命を守るための大切な工事ですが、正しい準備をせずに進めてしまうと「こんなはずじゃなかった」と後悔につながることもあります。ここでは、工事前に押さえておきたい注意点を解説します。

まずは住宅診断で耐震性の現状を把握する

リノベーションを成功させる第一歩は、建物の状態を正しく知ることです。耐震診断を行うことで、壁や基礎のどこに弱点があるのか、どの部分を補強すべきかを把握できます。診断を受けずに工事を始めると、本当に必要な補強ができず、結局は不安が残ってしまう可能性があります。

耐震補強と一緒に検討すべきリフォーム

耐震リノベーションは、家の内部に手を加える工事が多いため、内装や設備リフォームと同時に行うのがおすすめです。キッチンや浴室など古い設備の交換、断熱改修などを一緒に進めることで、追加工事の手間やコストを抑えられます。「どうせならまとめてやっておけばよかった」という後悔を防げます。

信頼できる会社を選ぶためのポイント

耐震リノベーションは専門性の高い工事です。施工実績が少ない会社に依頼すると、十分な効果が得られないリスクがあります。必ず「耐震工事の実績があるか」「診断からアフターサポートまで一貫対応しているか」を確認しましょう。打ち合わせの際に、専門用語をわかりやすく説明してくれるかどうかも重要なチェックポイントです。

 

後悔しないためには、現状把握・工事の組み合わせ・会社選びの3点を意識することが欠かせません。耐震リノベーションは一度行えば長く安心して暮らせる工事だからこそ、丁寧に準備を進めましょう。

耐震リノベーションの成功事例

耐震リノベーションによって「安心感」と「デザイン性」の両立を叶えた実例をご紹介します。どれも築年数を重ねた住宅が対象で、50〜60代の方や退職後の住み替えを検討される方にも共感いただける内容です。

耐震フルリノベーションで安心とデザインを両立したT様(小松市)

築40年の住宅を購入し、「安心できる耐震性」と「理想のデザイン」を両立させたいと考えていた小松市のT様。老後も快適に暮らせる住まいを目指し、耐震補強を含めたフルリノベーションを決意されました。

 

完成後は、耐震工事で安全性が大きく向上しただけでなく、内装や外装も一新。開放感のあるLDKやデザイン性の高い天井、格子を活かした空間に「想像以上の仕上がりで感動した」とのお声をいただきました。今では、安心と快適さを兼ね備えた住まいで、充実した日々を過ごされています。

https://www.ing-reform.jp/renovation/25465.html

老後も安心して暮らせる家に生まれ変わったK様

冬の寒さや使い勝手の悪さに悩んでいた能美市のK様。ご夫婦でこれからの生活を快適にしたいと、耐震補強と断熱改修を兼ねたリノベーションを選ばれました。

 

リノベーション後は、耐震性が強化され安心して暮らせる住まいに。さらに断熱材やサッシの交換、床暖房の導入により、寒さの悩みが解消されました。「以前とは比べものにならないほど快適になった」とご満足の声をいただいています。老後を見据えた、安心で心地よい住まいへと生まれ変わりました。

https://www.ing-reform.jp/renovation/21886.html

古民家を耐震+デザインリノベで再生したM様

築50年以上の古民家を受け継いだM様。「昔ながらの雰囲気を残しつつ、安心して暮らせる家にしたい」という想いから、耐震補強とデザイン性を兼ねたリノベーションを実施しました。

 

完成した住まいは、梁や天井の構造を活かした開放感あるLDKに、薪ストーブや無垢材を取り入れた温かみのある空間。耐震補強と断熱改修も行い、「安心と快適をどちらも手に入れられた」と感動の声をいただきました。古き良さを残しながら、安全でおしゃれな住まいとして再生されました。

https://www.ing-reform.jp/renovation/24000.html

実際の「事例」から学ぶ耐震リノベーションのポイント

耐震リノベーションの効果をイメージするには、実際に行われた事例を見るのが一番です。ここでは木造戸建てを中心に、築年数や基準ごとに異なる耐震補強のポイントをご紹介します。

築30年以上の木造戸建てを補強した事例

築30年以上の木造戸建てでは、基礎のひび割れや接合部の緩みが見つかることがよくあります。ある事例では、壁の耐力を高めるパネルの追加、基礎の補強、屋根の軽量化を同時に実施しました。その結果、地震に対する強度が大幅に向上し、所有者からは「これで安心して暮らせる」との声が寄せられました。

新耐震基準以降の住宅でもリノベが必要なケース

「1981年以降に建てられた新耐震基準の住宅だから大丈夫」と思われがちですが、実はリノベーションが必要な場合もあります。たとえば、リフォームで間取りを変更した結果、構造バランスが崩れて耐震性が弱くなっていた事例があります。このケースでは、専門家の耐震診断を受けて壁の補強を追加し、再び安心して暮らせる住まいになりました。

安心とデザインを両立させた成功事例

耐震リノベーションは「強さ」だけでなく「快適さ」と両立させることも可能です。実際に行われた事例では、耐震補強と同時にLDKの内装を一新し、梁を見せるデザインで開放感のある空間を実現しました。「安全性もおしゃれさも手に入った」と大変満足されたとの声がありました。

 

これらの事例から分かるように、耐震リノベーションは 「築年数」「基準」「住まい方の変化」 によって必要な工事内容が大きく変わります。まずは自分の家の状態を正しく把握し、どんな補強が可能かを専門家に相談することが、後悔しない第一歩です。

【まとめ】地震に強い家づくりは「相談」から

築20年以上経った住宅は、見た目がしっかりしていても構造部分が劣化している可能性があります。大地震が発生してから「もっと早く耐震リノベーションをしておけばよかった」と後悔しないためには、今のうちに住まいの安全性を見直すことが大切です。

 

耐震リノベーションは、壁や柱の補強、基礎の補強、屋根や外壁の軽量化など、住宅全体を見直す工事です。費用や工期は建物の状態によって変わりますが、補助金や減税制度を活用することで負担を抑えることも可能です。

 

私たちイング建築設計は、石川県小松市・金沢市・加賀市・能美市・野々市市・白山市を中心に、地域に根ざしたリフォーム・リノベーションを手がけてきました。これまで数多くの耐震リノベーションを実施し、お客様から「安心して暮らせるようになった」と多くの喜びの声をいただいています。

 

後悔しない耐震リノベーションの第一歩は、「まず相談すること」です。ぜひ一度、私たちにお問い合わせいただき、安心できる住まいづくりを始めてみませんか?

 

★お問い合わせはこちら↓

https://www.ing-reform.jp/contact

 

★来店予約はこちら↓

https://www.ing-reform.jp/raiten

 

★LINEで気軽に相談↓

https://page.line.me/385yiuzj?oat__id=2927576&openQrModal=true