「ジャパンディスタイルでのリノベーションが気になる」
「子どもが独立して使わない部屋が増えた」
「長年住んできた家をおしゃれで落ち着いた空間にしたい!」
子育てが一段落して、これからは自分の時間を大切にしたいとお考えの方も多いのではないでしょうか?
長年住み続けた家には、たくさんの思い出が詰まっています。しかし、築年数が経つごとに劣化も進み、お子さんが独立した後では使わない部屋も増えてくるものです。そんな状況を新たな生活スタイルへと変える方法として「リノベーション」があります。
近年注目を集めている「ジャパンディスタイル」は、日本の伝統美と北欧デザインを融合させたインテリアスタイルです。シンプルでありながら温かみのある空間を作り出せるため、子供が独立した後の生活にぴったりと言えます。
この記事では、ジャパンディスタイルの特徴と魅力、リノベーションで取り入れるポイント、家具や照明の選び方まで詳しく解説します。理想の住まいづくりをお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
目次
ジャパンディスタイルとは和と北欧を融合させたデザイン
ジャパンディスタイルは、日本の伝統的な和のデザインと北欧のデザインを融合させたインテリアスタイルです。
シンプルで機能的な北欧デザインに、日本の繊細さや自然との調和を取り入れ、洗練された雰囲気の演出に繋がります。余計なものを排除し、落ち着いた色合いと温かみのある素材を組み合わせると、心地よい空間を生み出せるでしょう。
ジャパンディスタイルの特徴
ジャパンディスタイルは余分な装飾をなくし、必要なものだけを厳選することでスッキリとした空間を作り出せます。木材や和紙などの自然由来の素材を多く使用するため、温かみと落ち着きのある雰囲気を演出できます。
特に、無垢材のフローリングや木製の家具は、ジャパンディスタイルの象徴とも言えるでしょう。木目の美しさや質感を活かすことで、シンプルながらも味わい深い空間を生み出します。
また、自然光を活かした空間づくりも特徴的です。大きな窓や天窓を設けると、開放感のある明るく落ち着いた雰囲気を作り出せます。自然光は自然素材との相性も良く、素材の風合いをより一層引き立ててくれるでしょう。
ジャパンディスタイルが選ばれている理由
ジャパンディスタイルが選ばれている理由は、主に以下の3つが挙げられます。
- 落ち着きのある空間が実現できる
- 年齢を重ねても違和感のないデザイン
- メンテナンスがしやすい
ジャパンディスタイルは温かみと落ち着きのある雰囲気が特徴で、自然光や自然素材を取り入れると、心安らぐ空間を作り出せます。忙しい日常から解放されるリラックス空間として支持されています。
また、トレンドに左右されにくく、数十年たった後でも古さを感じにくいデザインになっています。今の生活だけでなく、今後の生活を見据えた投資としても価値があるでしょう。
さらに、ジャパンディスタイルは比較的メンテナンスがしやすいのも、選ばれている理由の一つです。家具や装飾品が最小限に抑えられているため、物の管理もしやすく、ミニマムなライフスタイルを求める方には最適です。
ジャパンディスタイルのリノベーションでよく使われる素材と色合い
ジャパンディスタイルの魅力を最大限に引き出すためには、素材選びと色選びが非常に重要です。適切な素材と色を組み合わせることで、日本の伝統美と北欧デザインの特徴を融合させた、温かみのある洗練された空間を実現できます。
自然素材で温もりと落ち着きのある空間に
ジャパンディスタイルでは、自然素材の活用が空間づくりの鍵となります。自然素材がもつ風合いや質感は、時間とともに味わい深く変化します。特に、以下のような自然素材が使われることが多いです。
自然素材の種類 | 特徴 |
木材 |
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和紙 |
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竹 |
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石材 |
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リネン |
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木材や和紙、竹などの素材は、温かみのある落ち着いた空間に仕上がります。壁や床の建材として使われるだけでなく、ドアや窓などの建具にも使用されます。塗り壁やタイルのような異なる素材と組み合わせると、より洗練された印象になるでしょう。
自然素材を取り入れる際は、素材本来の質感や風合いを活かすようにしましょう。見た目だけでなく、質感も楽しめるため、より過ごしやすい空間を目指せます。
ニュートラルカラーとの相性が良い
ジャパンディスタイルでは、主に「ニュートラルカラー」を基調としています。ニュートラルカラーとは、主張が少なく、他の色と合わせやすい色のことです。これらの色は空間に調和をもたらし、落ち着いた雰囲気を作り出します。
具体的には、以下のようなニュートラルカラーがジャパンディスタイルに適しています。
ニュートラルカラーの種類 | 特徴 |
白 | 清潔感があり、空間を明るく、広く見せられる。 |
黒 | 空間全体を引き締めるアクセントとして使用される。 |
グレー | 冷たくなりすぎず、木や布素材と合わせると温もりを感じさせる。 |
アイボリー、ベージュ | 温かみのある色味で、ナチュラルな木目との相性が良い。 |
ニュートラルカラーは調和がとりやすく、統一感のある空間を作りやすいのもメリットです。ニュートラルカラーをベースとしながら、季節ごとに小物のカラーを変えると、飽きのこない空間づくりに繋がります。
リノベーションでジャパンディスタイルを取り入れる際のポイント
ここでは、リノベーションでジャパンディスタイルを取り入れる際の方法を3つに分けて解説していきます。
アイボリーやブラウンなど落ち着いた色でまとめる
ジャパンディスタイルに欠かせないのが、自然を感じさせるやわらかな色合いです。壁や床、家具のベースカラーには、アイボリーやベージュ、ブラウンなどのニュートラルカラーを選ぶと、空間全体が穏やかで落ち着いた印象になるでしょう。
アクセントに黒を少しだけ加えることで、引き締まった雰囲気を演出できます。たとえば、黒縁の引き戸や和紙の照明など、小物でバランスを取ると上品に仕上がります。
木材や竹などの自然素材を使う
ジャパンディスタイルの魅力は、自然と調和したやさしい雰囲気です。その雰囲気をつくるためにぴったりなのが、木材や竹などの自然素材です。
床に無垢材のフローリングを使えば、素足で歩いたときに木のぬくもりが肌で感じられます。また、壁や天井に木材を取り入れると、お部屋全体に落ち着きが出て、安心感のある空間になるでしょう。
収納を利用して部屋に余白を残す
ジャパンディスタイルのインテリアでは、「余白」を大切にします。これは単に物を置かないのではなく、心が落ち着く、ゆとりのある空間を作ることが目的です。
そのためには、見えるところに物をたくさん置かず、収納の中にすっきりおさめる工夫が必要です。壁面に造り付けの収納棚を作ったり、引き戸で中を見せない収納を取り入れたりすると生活感をおさえた空間になります。
ジャパンディスタイルでの家具や照明の選び方
ジャパンディスタイルのリノベを成功させるには、家具や照明の選び方も重要です。ここからは、家具や照明の選び方を2つのポイントに分けて解説していきます。
ローアングルの家具で空間を広く見せる
ジャパンディスタイルのインテリアでは、背の低い「ローアングル」の家具を選ぶのがおすすめです。床に近い低めの家具を使用すると、天井までの空間を広く見せることに繋がります。
低めのソファやローテーブル、座椅子などを使うと、天井までの視界が広がり、安心感のあるくつろぎやすい雰囲気が生まれるでしょう。
自然光や間接照明にリラックスできる雰囲気を演出
ジャパンディスタイルでは、光の使い方も重要です。自然光をやさしく取り入れたり、間接照明を使ったりすると、リラックスできる雰囲気を作り出せます。
日中は、障子や木のブラインドなどで光を取り込み、時間とともに変わる自然の明るさを楽しみましょう。夜には、天井からの強い明かりだけでなく、壁や床をやさしく照らす間接照明を使うのがポイントです。
まとめ
本記事ではジャパンディスタイルの魅力やリノベでよく使われる素材、色合いについて解説しました。ジャパンディスタイルのリノベーションは、日本と北欧のデザインを融合させたスタイルになります。
木材や竹などの自然素材を使用することが多く、白やグレーといったニュートラルカラーとの相性が良いです。アイボリーやベージュなどでまとめると落ち着いた雰囲気を演出でき、アクセントとして黒を使用するのもおすすめです。
また、家具や照明選びも重要で、空間全体を広く見せたり、リラックスできる雰囲気づくりにも繋がります。ジャパンディスタイルのリノベーションでは、素材や色選びと合わせて、家具や照明もしっかりと検討してみましょう。
イング建築設計では、リノベーションに関するお悩みやご相談を無料でお受けいたします様々な事例に対応した経験から、あなたが理想とする住まいづくりのプランをご提案いたします。メールやお電話、LINEでのお問い合わせに対応しておりますので、お気軽にご相談ください。