コラム

お風呂リフォーム:床材/種類と特徴を知ってお気に入りのお風呂へ変身させよう

2019年2月15日(金)

 

お風呂のリフォームというと、デザインや広さを第一に思い浮かべる方もいるかと思いますが、一番肌が触れているのは床。水はけがよく、冬はひんやりしないなど、様々な特徴を持つ床材があるので、特徴を知った上で心から気に入るお風呂へ変身させましょう。

 

 

床材を選ぶポイントとは?

 

浴室での事故死は交通事故よりも多いと言われ、安全性を考慮した床材を選ぶことは大事なポイントです。また、浴室を清潔に保つためにも掃除のしやすさを考慮した床材を選びましょう。

 

■保温性の高さ

:冷たくなりにくく、保温性の高いものを選びましょう。ひんやりしない床は、シートショックの予防にもなります。

■掃除のしやすさ

:浴室は湿度や温度が高く、汚れやカビが付きやすいため、床材を選ぶ際にも汚れがつきにくく、カビに強いものを選びましょう。また、毎日のことですので、掃除のしやすいものが一番です。

■滑りにくさ

:お年寄り、子供がいるご家庭はもちろんのこと、滑りやすい床材は危険です。浴室でも事故が多発しているので、滑りにくい安全な床材選びを心がけましょう。

■歩き心地

:素足で歩き回るところかつ、地面に座る事もあるので、座っても柔らかい素材が良いでしょう。また、万が一の転倒に備えてクッション性が高いものを選びましょう。

 

では上記のポイントを踏まえて、床材の素材の種類と特徴をご紹介しますので、是非床材選びの参考にしてください。

 

 

種類と特徴・性質

 

□樹脂素材

特徴:ユニットバスでもっとも一般的な床材で、在来工法でも使用されることのある床材

性質:耐水性と水はけの良さに優れ、すべり止め加工も施されているので、浴室に適した材質

<メリット>カラーバリエーションが豊富

<デメリット>掃除はしやすいが、汚れやすい

 

□FRP床材

特徴:FRPとは繊維強化プラスチック(Fiberglass Reinforced Plastics)の略称で、ガラス繊維などが含まれている強度の高い材質

性質:船や水槽などの材料として使用されるほど、強度と防水性に優れている。

<メリット>非常に軽く、耐熱性が優れ、劣化やサビにも強い/衝撃や摩耗に強い

<デメリット>施工の最中に臭いがする/高コスト

 

□木製床材

特徴:和風の浴室にしたい時におすすめなのが木製床材

性質:木の温かみのある浴室にすることができ、香りでリラックスもできる

<メリット>滑りにくい/防水・防カビされたものがある

<デメリット>高コスト/乾きにくいため、こまめなメンテナンスが必要

 

□タイル材

特徴:色、サイズなどデザインのバリエーションが多いタイル材は防水性にも優れ、昔から浴室の床として使われている。

性質:目地に水分が残り、乾きにくい

<メリット>滑り止め加工あり(コルクタイプあり)/保温性機能付あり/デザイン性あり

<デメリット>目地に水が残る/樹脂より高コスト

 

 

まとめ

 

お風呂の床材選びには、デザイン性はもちろんですが、安全面・手入れ面をより重視して選ぶことがポイントです。

それぞれの材質の特徴を考慮して、自分に合った床材を選ぶことをオススメします。

毎日の疲れを癒す至福な時間になるよう、是非シャワーヘッドにもこだわってみてください。